「ビットコインはいくらまで上がる?」
「今後の予想価格を知りたい」
ビットコインに興味がある方の中には、「2024年5月8日時点で約900万円の値段がついているけど、今後さらに上昇するの?」という疑問を持つ方も多いです。
また、ビットコインで稼げたのは昔の話で、今からでは遅いのではないかと心配している人もいるでしょう。
本記事では、ビットコインが最終的にどこまで上がるか考察していきます。
結論を言うと、2060年まで価格は上昇し続け、少なくとも3.1億円の値段をつけると予想します。
2021年11月からビットコイン投資を始めた自分が、明確な根拠をもとに将来価格を予測するので、ぜひ参考にしてください。
ビットコインの価格が上がる理由
はじめに、ビットコインの値段が上がる理由を解説します。
ビットコインの価格が上がるのは、4年周期で半減期が発生するためです。半減期が来ると値段が上昇する理由は、次のとおりです。
- マイニング報酬が半分になる
- 報酬はビットコインで支払われる
- 値段が上がらないとマイナーは生きていけない
- マイナーが撤退されると投資家が困る
- マイナーも投資家も値段が上がるように動く
半減期が来ると、マイナーと呼ばれるシステムを動かしている人が受け取るマイニング報酬が半減されます。
マイナーへの報酬はビットコインで支払われるため、値段が上がらなければ稼げなくなり、撤退するマイナーが増えます。
多くのマイナーが撤退してしまえば、ビットコインを正常に運用できないため、ビットコイン投資家も困ります。そのため、マイナーも投資家もビットコインの値段が上がるように動くのが自然です。
例えば、マイナーは報酬として受け取ったビットコインを流通させず、供給量を少なくするかもしれません。
また、投資家は大量の買い注文を出し値段を上げることで、新規参入者が増えるように動くことでしょう。
なお、これまで半減期の翌年にビットコインの値段は大きく上昇しています。
2012年~2013年
※CoinMarketCap
2016年~2017年
※CoinMarketCap
2020年~2021年
※CoinMarketCap
直近では2024年4月20日に半減期が来たため、2025年に価格が暴騰する可能性が高いです。
ビットコインの将来価格予想は3.1憶円
ビットコインは2060年の半減期までに、少なくとも3.1憶円まで上がると予想します。
マイナーが受け取る報酬はマイニング報酬と送金手数料の2種類あり、送金手数料は「0.082BTC」程度です。
そのため、送金手数料だけで生計を立てれるぐらいビットコインの値段が上がればマイナーは困りません。
以下では、半減期が来ても「マイニング報酬+送金手数料の金額(法定通貨換算)」が変わらなければ、マイナーは困らないと仮定して将来価格を推定していきます。
マイナーの報酬から将来価格を予測
半減期が来てもマイナーが受け取る法定通貨換算の金額が変わらないと仮定すると、次の表のように値段は上がります。
時期 | マイニング報酬 | 送金手数料 | 合計の報酬 | 値段の上昇率 |
---|---|---|---|---|
現時点 | 3.125BTC | 0.082BTC | 3.207BTC | ー |
2028年の半減期 | 1.5625BTC | 0.082BTC | 1.6445BTC | 1.95倍 |
2032年の半減期 | 0.78125BTC | 0.082BTC | 0.86325BTC | 1.91倍 |
2036年の半減期 | 0.390625BTC | 0.082BTC | 0.472625BTC | 1.83倍 |
2040年の半減期 | 0.1953125BTC | 0.082BTC | 0.2773125BTC | 1.70倍 |
2044年の半減期 | 0.09765625BTC | 0.082BTC | 0.17965625BTC | 1.54倍 |
2048年の半減期 | 0.048828125BTC | 0.082BTC | 0.130828125BTC | 1.37倍 |
2052年の半減期 | 0.0244140625BTC | 0.082BTC | 0.1064140625BTC | 1.23倍 |
2056年の半減期 | 0.01220703125BTC | 0.082BTC | 0.09420703125BTC | 1.13倍 |
半減期は2140年まで予定されていますが、合計の報酬に対してマイニング報酬の占める割合が10分の1程度になる2056年の半減期までしか、価格は上昇しないと仮定しています。
2028年から2056年までの上昇率を掛け合わせると「約34倍」になるため、2060年の半減期までには3.1憶円程度になると予測できます。
ビットコインのこれまでの価格推移
これまでは送金手数料に比べマイニング報酬の占める割合が大きかったため、半減期により2倍程度の価格上昇が見込めました。
しかし、これまでに関しては半減期による価格上昇率の予想を上回るかたちで値段が上がっています。
時期 | マイニング報酬 | 値段の上昇率(予測) | 実際の上昇率 |
---|---|---|---|
2009年 | 50BTC | ー | ー |
2012年の半減期 | 25BTC | 2.0倍 | 65倍 |
2016の半減期 | 12.5BTC | 2.0倍 | 19倍 |
2020の半減期 | 6.25BTC | 2.0倍 | 5倍 |
今後もこの傾向が続くと仮定すると、前述した3.1憶円の価格予想は2060年までに少なくとも到達する金額と言えるでしょう。
本当にビットコインは3.1憶円まで上昇できる?
ビットコインが3.1憶円の価値になるのは現実的にあり得ます。
ビットコインの時価総額は約180兆円で価格は900万円程度ですが、「1BTC=3.1憶円」になるためには時価総額が約6000兆円になる必要があります。
世界人口の50%(40億人)がビットコインを保有すると仮定すれば、1人当たり150万円(6000兆円/40億人)持てばよいです。
また、以下の記事によれば世界の運用資産規模トップ20社に入っている企業だけでも、総資産額は5000兆円を超えます。
そのため、資産運用会社がビットコインをポートフォリオに入れれば、もっと少ない保有者数で「1BTC=3.1憶円」に到達できます。
例えば、20億人が150万円分のビットコインを購入し、資産運用会社が3000兆円分買うのはあり得る話でしょう。
ビットコインは2025年に1億円になる話もある
ビットコインは2025年に1億円になるという予測もありますが、現実的には難しいと考えています。
2025年に1億円になるという予測はストックフローモデルによるもので、ビットコインの希少性から価格を推定するモデルです。
ビットコインは最大発行枚数が2100万枚と決まっており、半減期ごとに生産量が半減するため希少性が上昇していきます。なお、希少性は「市場に存在する量/年間の生産量」で定義されます。
ビットコインの値段と希少性には次の関係があると分析されており、この関係から2025年のバブルでビットコインは1億円近くになると予測できるのです。
Modeling Bitcoin Value with Scarcity | Medium
ただし、ストックフローモデルには前章の予想とは異なり、需要の観点が抜け落ちています。
確かに希少価値のあるものは値段が上がりやすいですが、欲しい人がいなければ値段は上がりません。
マイナーやビットコイン投資家が困るため需要を上げようとするのはわかりますが、希少性が上がったから需要が増えるとは限らないでしょう。
前章の予想に比べ、ストックフローモデルは需要を押し上げるファクターが弱いため、現実性が低いと考えています。
なお、ストックフローモデルを用いたビットコインの予想価格については、以下の記事で詳しく解説しています。
ビットコインは将来1億円になる?数値モデルから将来価格を予想
ビットコインはほったらかし運用が一番
ビットコインは売り買いを繰り返すことなく、ほったらかしにするのが一番おすすめです。
現時点でビットコインを一括購入し、3.1憶円になるまで長期保有するのが良いです。
以下では、ほったらし投資をおすすめする理由と、2024年はできるだけ早いタイミングで一括購入した方が良い理由について解説します。
ほったらかしが一番いい理由
ビットコインはほったらかしが良い一番の理由は、これまで4年以上保有し続けることで100%の確率で稼げたためです。
購入時期の価格 | 4年後の価格 | 上昇率 |
---|---|---|
2013年:1200円~98000円 | 2017年:10万円~220万円 | 1.02倍~1833倍 |
2014年:35000円~98000円 | 2018年:37万円~200万 | 3.8倍~57倍 |
2015年:21000円~57000円 | 2019年:38万円~140万円 | 6.7倍~67倍 |
2016年:43000円~113000円 | 2020年:53万円~300万円 | 4.7倍~70倍 |
2017年:10万円~220万円 | 2021年:300万円~740万円 | 1.4倍~74倍 |
2018年:37万円~200万円 | 2022年:220万円~580万円 | 1.1倍~16倍 |
2019年:38万円~140万円 | 2023年:220万円~640万円 | 1.6倍~17倍 |
前述したように、ビットコインは4年周期で来る半減期で値段が上がるため、4年以上放置するだけで稼げる可能性が高いです。
なお、ビットコイン投資は長期保有をおすすめする理由についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
ビットコインとほったらかしの相性は抜群!放置で稼ぐ3つのコツ
2024年の予想価格は870万円~2300万円
2024年のビットコインは上昇トレンドが発生する可能性が高いため、できるだけ早い時期に一括で購入した方が安く買えます。
以下の記事で紹介しているように、2024年の予想価格は870万円~2300万円であるため、2024年5月8日時点の900万円で買うのは悪くないです。
仮に予想最低価格の870万円になるとしても、ほとんど損失は出ないため大暴落で慌てるようなことにはならないでしょう。
なお、それでも暴落が怖い方は、一括購入ではなく積立による購入がおすすめです。
積立投資は、毎月10日に5万円分のビットコインを購入するような形です。
半減期の年は上昇トレンドになる傾向が強いため、一括で購入した方が積立よりも安く買えますが、安全志向の方は積立でも良いです。
毎月コツコツと積立を行い「1BTC=3.1憶円」になるまで待っても良いですし、4年周期のバブルで売っても良いでしょう。
まとめ:ビットコインは今後も稼げる!
ここまで、ビットコインの最終的な価格について予想しました。
半減期でマイニング報酬が下がっても変わらない金額を稼ぐためには、少なくとも3.1億円の値段がつく必要があります。
また、「1BTC=3.1憶円」は個人投資家や機関投資家の新規参入を考えると、到達しても不思議ではない数値です。
将来的に3.1憶円以上になるのであれば、今からビットコインのほったらかし投資を始めても良いのではないでしょうか。
なお、ビットコイン投資は手数料無料で行えるコインチェックがおすすめです。
180万人以上のユーザーがいるコインチェックの評判や口座開設方法について知りたい方は、以下の記事を続けてご覧ください。