「ビットコインで借金するのはなぜ?」
「普通に取引するだけで借金を抱えることはある?」
ビットコイン投資に興味がある方の中には、「借金を抱えるのが怖いから稼げそうだけど手を出しにくい」という方も多いです。
結論を言うと、通常の取引だけで借金をすることはありません。
元本割れすることはありますが、投資資金以上に資産を失うことはないです。
本記事ではビットコイン投資で借金をする原因と、100%借金することなく取引を行う方法について紹介します。
2021年11月からビットコインを取引している自分が、借金を抱えることなく50%以上の利益を出している知見をもとに解説するので、ぜひご覧ください。
ビットコインの現物取引で借金することはない
ビットコインの現物取引で借金することはないです。
現物取引とは、現金とビットコインを交換する売買のことです。
100万円で買ったビットコインの価格が0円になる可能性はありますが、マイナスになり借金になることはありません。
ビットコインの現物買いは現金で商品を買う場合と同じです。
例えばPS5を現金で買うときには、1万円札6枚とPS5を交換します。
PS5を買った後にPS6が発売され価格が下がれば元本割れしますが、持っているPS5のせいで借金することがないのは当たり前でしょう。
ビットコインで大損して借金することは、現物で購入していればあり得ません。
なお、「副業禁止の会社に勤めていてもビットコイン投資はできる?」という質問も多いですが、副業にあたらないため問題ないです。
会社にばれずにビットコイン投資を行う方法について知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
ビットコインは副業禁止でもできる?会社にばれない2つのコツを紹介
ビットコイン投資で借金する3つの理由
ビットコイン投資で借金する理由は次のとおりです。
- 税金が払えない
- レバレッジ取引をする
- ビットコイン投資の利益で他の銘柄を買う
それぞれ詳しく解説します。
税金が払えない
現物で取引していても、税金が払えず借金する可能性はあります。
ビットコインで稼いだ利益に対して税金は発生しますが、その利益を使い切ってしまうと税金が払えなくなります。
株式投資の税率は一律20.315%である一方で、ビットコイン投資の税率は10%〜55%と高額です。
そのため、ビットコインで大きく稼いだ人が税金が払えず借金するというケースが多いです。
例えば、年収400万円の人がビットコインで3000万円稼いだ場合、1500万円の税金が発生します。
家を購入するなどして3000万円を使い切ってしまえば、1500万円の税金を払うのは簡単ではないでしょう。
ビットコインの現物取引自体で借金することはないですが、税金が払えず借金を抱える可能性はあります。
なお、税金の仕組みについて詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧下さい。
ビットコインの税金はいくら?年収400万円のサラリーマンの実例を紹介
レバレッジ取引をする
現物取引のほかにレバレッジ取引というものがあり、この取引では借金を負う可能性があります。
レバレッジ取引では証拠金というお金を預け入れ、その何倍もの額の取引が可能です。
例えば100万円分の証拠金を入れ、1000万円分の売買を行えます。
レバレッジ取引では証拠金を上回る損失が発生した場合、その損失をうめるために追加で証拠金を入れる必要があります。
この追加証拠金の額が大きいと、自分の財力では支払えず借金をすることになります。
次の例では400万円の追加証拠金が必要となりますが、年収400万円程度の人が支払うのは簡単ではないでしょう。
証拠金 | レバレッジ | 購入分 | 5%下落したときの損失 | 追加証拠金 |
---|---|---|---|---|
100万円 | 100倍 | 1億円 | 500万円 | 400万円 |
レバレッジ取引は現物取引とは異なり、売買するだけで借金を抱える可能性があるため要注意です。
ビットコイン投資の利益で他の銘柄を買う
ビットコイン投資の利益で他の銘柄を買う場合、税金が払えなくなり借金をする可能性があります。
これは現在の税制では、仮想通貨で仮想通貨を取引する場合にも税金が発生するためです。
次の例では、年収400万円の人は1500万円の税金を納める必要がありますが、利益を失ってしまえば難しいでしょう。
BTCへの投資額 | 利益(2025年11月) | ETHへ投資(2025年12月) | ETHの価値(2026年2月) | 2025年分の税金 |
---|---|---|---|---|
500万円 | 3000万円 | 3500万円分のBTCをETHに変換 | 0円(価値がなくなる) | 1500万円 |
3500万円分のビットコインをイーサリアムに変えた時点で、3000万円の利益が発生したとみなされるため要注意です。
仮想通貨の税金についてよくわからない人は、ビットコイン以外取引しない方が良いでしょう。
ビットコインで借金した人の割合は13%
クラウドソーシングサービスを利用して100人にアンケート調査を行った結果、13人がビットコインで借金をしたことがあると答えました。
借金を負った理由の内訳は次のとおりです。
レバレッジ取引 | お金を借りてビットコインを購入 | 税金が払えない |
---|---|---|
9人 | 3人 | 1人 |
ビットコインのレバレッジ取引は借金を負うリスクが高いことがわかります。
また、借金額の内訳は次のとおりです。
1万円~10万円 | 10万円~50万円 | 50万円~100万円 |
---|---|---|
7人 | 5人 | 1人 |
そこまで大きな額の借金はできないことがわかりますが、ビットコインに全財産を投入していれば、すぐに返すのは難しいでしょう。
ビットコイン投資は余裕資金で行うことが大切です。
借金せずにビットコイン投資を行うコツ
ビットコイン投資で借金を作らない方法は次のとおりです。
- 税金を払ってから利益を使う
- レバレッジ取引の申し込みをしない
1つずつ詳しく解説します。
税金を払ってから利益を使う
税金を払った後に利益を使うことを徹底していれば、現物取引で借金を負うことは100%ないです。
ビットコインを1度でも売却した年の翌年には税金が発生する可能性があるため、売却した金額は使わず取っておきましょう。
例えば2024年に100万円分のビットコインを売った場合、2025年2月16日〜3月15日に所得税を払い、6月までに住民税を支払う必要があります。
もちろん利益が出ていなけばその100万円を使ってしまって良いですが、そもそも利益が出ているかわからないという方も多いです。
そのため、現物取引で絶対に借金を負いたくない人は次の行動を取るべきです。
- 売却した金額分は翌年の7月以降まで使わない
- 翌年の1月ごろに税理士に相談する
- 2月16日〜3月15日に所得税を払う
- 6月までに住民税を払う
税理士の費用相場は5万円程度なので、税金を払えず借金するよりは利用した方が良いでしょう。
レバレッジ取引の申し込みをしない
レバレッジ取引は基本的に利用申し込みを行う必要があるため、よくわからないうちに使っていたということはないです。
「操作を誤ってレバレッジで取引してしまうのが怖い」という方もいますが、それはないです。
実際、ビットフライヤーという国内大手の取引所では、レバレッジ取引を行おうとすると次の警告画面が出てきます。
bitFlyer
ビットコインのレバレッジ取引はリスクが高いため、借金を負いたくない人は利用しないのが1番です。
また、海外の取引所では10倍以上のハイリスクなレバレッジ取引ができてしまうため、利用しない方が安全でしょう。
まとめ:ビットコイン投資は借金にならない!
ここまで、「ビットコイン投資で借金することはある?」という疑問に答えてきました。
現物で取引を行い、税金が払える金額を用意できていれば借金することは100%ありません。
ビットコインの税金について詳しくない方も、次のとおりに行動すれば良いです。
- 売却した金額分は翌年の7月まで使わない
- 1月に税理士に相談し確定申告の準備をする
レバレッジ取引は追加証拠金が払えずに借金する可能性があるため、利用しないことが大切です。
なお、ビットコイン投資はできるだけ手数料を抑えることが重要です。
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180万人以上のユーザーがいるコインチェックの評判や口座開設方法について知りたい方は、以下の記事を続けてご覧ください。