ビットフライヤーの手数料は高すぎる?実際に計算した結果を紹介!

「ビットフライヤーの手数料は高すぎる?」

「ビットフライヤーの手数料を計算したらどの程度になる?」

ビットフライヤーに興味を持っている方の中には、「手数料が高いって本当?ビットフライヤーは使わない方がいいの?」という疑問を持つ方も多いです。



ビットフライヤーの手数料がやや高いのは事実ですが、他の取引所よりも手数料を安く抑える方法があります

本記事では、下記の4つの手数料を他の取引所と比較するだけでなく、10万円分のビットコインを運用するときにかかる手数料を実際に計算していきます。

  • 入金手数料
  • 取引にかかる手数料
  • 出金手数料
  • 仮想通貨の送金手数料



ビットフライヤーで100万円以上のビットコインを運用している自分が、実際に利用している知見をもとに解説するのでぜひ参考にして下さい。

なお、ビットフライヤーよりも総合的に良い取引所が存在するのは事実です。



ビットバンクという取引所はビットフライヤーよりも手数料が安く、取扱い銘柄数も多いためこれから仮想通貨投資を始める方にもっともおすすめできる取引所です。

【本音レビュー】2年間ビットバンクを使っている感想と評判を解説!

目次

ビットフライヤーでかかる4種類の手数料

ビットフライヤーでかかる4種類の手数料

前述したように、ビットフライヤーでは下記の4つの手数料が発生します。

  • 入金手数料
  • 取引にかかる手数料
  • 出金手数料
  • 仮想通貨の送金手数料



なお、口座開設や口座の維持に手数料はかかりません

以下では、上記4つの手数料について詳しく解説します。

手数料は、次の公式ホームページを参考にしています。
手数料一覧・税 | 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入/販売所/取引所

入金手数料:無料~330円

入金手数料は、日本円を入金する際に発生する手数料です。

ビットフライヤーでは、下記の3種類の入金方法が用意されています。

スクロールできます
銀行振込住信SBIネット銀行からの入金クイック入金
振込手数料無料330円
※クイック入金は、インターネットバンキングを利用した入金方法です。



住信SBIネット銀行を利用することで手数料を抑えられますが、頻繁に入金する場合を除き、大きく手数料が変わることはありません。

取引にかかる手数料:0.15%~11%程度

仮想通貨の取引では、売買の約定タイミングでそれぞれ手数料が発生します。

ビットフライヤーには次の3種類の取引を行う場所が存在し、手数料が異なります。

  • 販売所
  • ビットフライヤーライトニング
  • 取引所


販売所では、32種類の仮想通貨を取引できますが、次の表からわかるように手数料は高額です。

販売所の手数料が高いことから、ビットフライヤーの手数料は高すぎると言われることがあります。

スクロールできます
BTC ETHETCLTCLSKBATXEMXTZDOTCHZAVAX
5.8%6.8%9.5%9.5%9.8%9.5%9.5% 9.6% 9.6%9.6%9.5%
MATICMKRFLRZPGSHIBPLTBCHXRPXLMAPEGRT
9.6% 9.5% 9.5%2.1% 9.5% 13%9.5%9.5%9.5%9.5%9.6%
LINKXYMMONASANDAXSMANAIMXDAIRNDRDOGE
9.6%11%9.5%9.5% 9.5% 9.5% 9.5%1.1%9.5%10%
※販売所の手数料(スプレッド)は固定ではなく、日々更新されます。



一方で、ビットフライヤーライトニングでは次の7銘柄しか取引できませんが、手数料は「0.15%」と安いです。

厳密には、直近30日の取引量によって手数料は「0.01%~0.15%」と変動しますが、これからビットフライヤーを利用する方は0.15%の手数料となります。

  • BTC
  • ETH
  • BCH
  • XRP
  • XLM
  • MONA
  • ELF



取引所はビットコインしか取引できませんが、ライトニングと同じく手数料は「0.15%」と安いです。

取引にかかる手数料を抑えるコツは、ビットフライヤーライトニングと取引所を利用することです。

出金手数料:220円~770円

出金手数料は、仮想通貨取引所から日本円を出金する際にかかる手数料です。

ビットフライヤーの出金手数料は、次の表のとおりです。

スクロールできます
三井住友銀行への出金3万円未満:220円、3万円以上:440円
三井住友銀行以外への出金3万円未満:550円、3万円以上:770円



三井住友銀行を利用することで手数料を抑えられます

しかし、頻繁に出金することはないため、大きく手数料が変わることはありません。

仮想通貨の送金手数料:無料~6300円

仮想通貨を別の取引所に送付する際には、送金手数料が発生します。

ビットフライヤーの送金手数料は次のとおりです。

スクロールできます
MKRBTCLINKMATICETHSANDSHIBPLT
0.02MKR
(6300円)
0.0004BTC
(2800円)
1LINK
(2700円)
19MATIC
(2400円)
0.005ETH
(1900円)
13SAND
(910円)
320000SHIB
(450円)
40PLT
(303円)
BATDOTLSKETCXTZXEMLTCXYM
5BAT
(170円)
0.1DOT
(107円)
0.1LSK
(21円)
0.005ETC
(19円)
0.1XTZ
(16円)
3XEM
(15円)
0.001LTC
(11円)
2XYM
(8円)
BCHFLRXRPXLMMONAELF
0.0002BCH
(7円)
1FLR
(4円)
無料無料無料無料
※ZPG、AXS、MANA、IMX、APE、CHZ、DAI、AVAX、GRT、RNDR、DOGEの送金は行えません。※2024年2月10日時点の価格を参照しています。



送金手数料は送る数量によりませんが、仮想通貨ごとに異なります

そのため、運用している銘柄とは別に送金用の仮想通貨を用意することが多いです。

【比較】ビットフライヤーの手数料は高すぎる?

【比較】ビットフライヤーの手数料は高すぎる?

ビットフライヤーの「取引に発生する手数料」は高額になる可能性がありますが、その他の手数料は高すぎるとは言えません

以下では、前述したビットフライヤーの4つの手数料を、他の仮想通貨取引所の手数料と比較していきます。

なお、ビットフライヤーとコインチェックのどちらを利用するべきか悩んでいる方は、こちらの記事もおすすめです。

【徹底比較】ビットフライヤーとコインチェックはどっちがいい?

入金手数料は高すぎるとは言えない

ビットフライヤーの入金手数料は高すぎるとは言えません。

次の国内で主要な仮想通貨取引所では、基本的に銀行からの振込手数料が発生します

bitFlyer 、ビットバンク、GMOコイン、BitTrade、BTCボックス、ビットポイントジャパン、DMM Bitcoin、Coin Estate、コインチェック、楽天ウォレット、LINE BITMAX、オーケーコイン・ジャパン、CoinBest、CoinTrade、Zaif、Amber Japan、メルコイン、SBI VCトレード、バイナンスジャパン



日本の仮想通貨取引所では、入金手数料に差はないことがわかります。

取引にかかる手数料は高額になる可能性がある

ビットフライヤーの取引にかかる手数料は、他の仮想通貨取引所に比べ高額になる可能性があります。

次の表からわかるように、販売所でかかるビットコインの手数料はビットフライヤーが3番目に高いです。

スクロールできます
BitTradeZaifbitFlyer コインチェックバイナンスジャパン
7.5%6%5.8%5.8%5.5%
SBI VCトレードビットバンクGMOコインBTCボックス楽天ウォレット
5%4.8%4.8%4%4%
LINE BITMAXDMM BitcoinメルコインAmber JapanCoinTrade
2.7%2%2%0.9%0.8%
CoinBestオーケーコインビットポイントCoin Estate
0.5%0.3%0.2%0.06%
※ビットコインの手数料です。



一方で、ライトニングと取引所で発生する「0.15%」の手数料は、国内19社の中で10番目に安いです。

実際、ビットフライヤーよりも手数料を抑えられる取引所は、下記の9社のみです。

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オーケーコインジャパンビットバンクバイナンスジャパンGMOコインBTCボックス
0.14%0.12%0.1%0.05%~0.09%0.05%
SBI VCトレードBitTradeビットポイントコインチェック
0.05%無料無料無料
※ビットコインの手数料です。



以上から、ビットフライヤーの取引で発生する手数料は販売所では高額なものの、ライトニングと取引所に関しては高すぎるとは言えないでしょう。

ただし、ビットフライヤーよりも手数料が安い取引所があるのは事実です。



中でも、ビットバンクは30種類以上の仮想通貨を「0.12%」の手数料で取引できるため、とりあえず口座開設しておいて損はない取引所です。

これからビットコイン投資を始める方は、まずはビットバンクの利用をおすすめします。

【本音レビュー】2年間ビットバンクを使っている感想と評判を解説!

出金手数料は高すぎるとは言えない

ビットフライヤーの出金手数料は高すぎるとは言えません。

三井住友銀行以外への出金を行う場合は、4社と同率で2番目に高い手数料となりますが、三井住友銀行へ出金する際は6番目に安い手数料となります

スクロールできます
オーケーコインビットバンクZaifbitFlyerBTCボックス
400/770/1320円550円/770円385/770円220円~770円400/750円
Coin EstateCoinTradeCoinBestコインチェックLINE BITMAX
550円550円440円407円110円/400円
BitTradeビットポイント楽天ウォレットAmber Japanメルコイン
330円330円300円275円200円
バイナンスジャパンGMOコインDMM BitcoinSBI VCトレード
150円無料無料無料


日本円の出金を頻繁に行うことはないため、出金手数料についてはあまり気にする必要はありません。

出金手数料よりも、取引に発生する手数料を安く抑えることが大切です。

仮想通貨の送金手数料は平均的

ビットフライヤーの送金手数料は平均的で、高くも安くもないです。

次の表からわかるように、国内19社の取引所の中でビットフライヤーの出金手数料は7番目に安いです。

スクロールできます
CoinBestコインチェックCoin Estate楽天ウォレットLINE BITMAXビットバンク
0.002BTC0.001BTC0.001BTC0.001BTC0.001BTC0.0006BTC
BTCボックスAmber JapanCoinTradeBitTradeオーケーコインbitFlyer
0.0006BTC0.0006BTC0.0005BTC0.0005BTC0.0005BTC~0.02BTC0.0004BTC
ZaifバイナンスGMOコインビットポイントSBI VCトレードDMM Bitcoin
0.0001BTC~0.01BTC0.00025BTC無料無料無料無料
※メルコインでは送金できません。



ただし、海外の取引所を利用しない限りビットコインの送金を行うことはないため、あまり気にする必要はないです。

なお、ビットフライヤーの手数料についての口コミを知りたい方は、こちらの記事をあわせてご覧ください。

【本音レビュー】ビットフライヤーの特徴を利用歴2年の自分が解説!

ビットフライヤーの手数料を安く抑える4つのコツ

ビットフライヤーの手数料は高すぎるとは言えませんが、できるだけ安く抑えることが大切です。

手数料を安くする方法は下記のとおりです。

  • 入金時には住信SBIネット銀行を利用する
  • ビットフライヤーライトニングを利用する
  • 出金時には三井住友銀行を利用する
  • 仮想通貨の送金にはリップルを利用する



なお、上記4つに加えて取引回数を減らすことも大切になります。なぜなら、基本的に取引の手数料がもっとも高くなるためです。

実際、10万円分のビットコインを毎日1回ずつ売買するだけで、1ヶ月で約9000円の手数料もかかります。



また、短期的な売買を繰り返すよりも長期的に保有し続ける方が稼げます

事実、2017年から2021年にビットコインを取引した場合、次の表からわかるように長期保有がもっとも稼げました。

スクロールできます
長期保有短期トレードスイングトレード
2017年に購入し2021年までほったらかし毎週土日に売り買いを1回行う2週間に1度の売買
1.4倍~74倍1.2倍2.7倍



なお、ビットコインは長期保有が稼げる理由について知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。

ビットコインとほったらかしの相性は抜群!放置で稼ぐ3つのコツ

ビットフライヤーの手数料を実際に計算

ビットフライヤーの手数料を実際に計算

これからビットコイン投資を始める方の中には、実際にかかる手数料を知っておきたいという方も多いです。

ここでは、10万円分のビットコインを購入し、20万円の利益が出た時点で売却する際にかかる手数料を計算します

以下では、もっとも手数料が安くなる場合と高くなる場合についてそれぞれ見ていきます。

もっとも安くなる手数料を計算

前章で紹介した、手数料が安くなる方法でビットコインを運用した場合に発生する手数料は、下記のとおりです。

スクロールできます
項目詳細手数料
住信SBIネット銀行から入金10万円を入金無料
ライトニングで購入10万円分のビットコインを購入10万円×0.15%=150円
ライトニングで売却30万円分のビットコインを売却30万円×0.15%=450円
三井住友銀行へ出金30万円を出金440円
合計        ー1040円



10万円分のビットコインを運用した際にかかる費用は、投資額の「1%程度」になります。

上記の手数料で問題ないという方は、ビットフライヤーでビットコインを買っても良いでしょう。

ビットフライヤーの口座開設方法を5つの手順で紹介【画像付き】

もっとも高くなる場合の手数料を計算

ビットフライヤーの販売所を利用してしまうと、次の表からわかるように高額な手数料が発生します

スクロールできます
項目詳細手数料
ゆうちょ銀行から入金10万円を入金440円
販売所で購入10万円分のビットコインを購入10万円×2.9%=2900円
販売所で売却30万円分のビットコインを売却30万円×2.9%=8700円
ゆうちょ銀行へ出金30万円を出金770円
合計         ー12810円
※ゆうちょ銀行の振込手数料が高いわけではありません。ゆうちょ銀行は全国で利用できることから、例として挙げています。
※スプレッドが5.8%なので、売買の時にそれぞれ2.9%ずつ手数料がかかると仮定しています。



10万円分のビットコインを運用した際にかかる費用は、投資額の「13%程度」であることがわかります。

もっとも安くなる場合に比べ約13倍の手数料が発生するため、販売所の利用はおすすめできません

まとめ:ビットフライヤーライトニングは手数料が安い!

まとめ:ビットフライヤーライトニングは手数料が安い!

ビットフライヤーの手数料について、ここまで解説しました。

販売所の手数料は高額であるものの、その他の手数料に関しては高すぎるとは言えません

また、以下の記事で紹介しているように、安全性も担保されているためビットフライヤーの利用も悪くないです。

ビットフライヤーで起きた事件とは?2種類のトラブルを徹底解説!



ただし、ビットフライヤーよりも総合的に良い取引所があることは事実です。

中でもビットバンクは、30種類以上の銘柄を「0.12%」の手数料で取引でき、セキュリティ対策もばっちりです。



これから仮想通貨を始める方は、まずはビットバンクの口座開設を行うことをおすすめします。

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