「ビットコインはどこで買うべき?」
「ビットコインの手数料が安い取引所を知りたい」
これからビットコイン投資を始める方によくある悩みです。
ビットコインの取引所は国内に19社ありますが、少しでも利益を増やすためには、手数料の安い取引所を選ぶことが大切です。
取引手数料無料と書かれていても、実際は高額な料金がかかることもあるため、注意深く取引所を選ぶ必要があります。
本記事では、ビットコイン投資に適した取引所の選び方と、手数料の安いおすすめの業者を2つ紹介します。
手数料で損をすることなく、ビットコインを取引できるようになるので、ぜひ参考にしてください。
ビットコインの手数料が安いおすすめの取引所

これからビットコイン投資を始める方におすすめの取引所は次の2つです。
- ビットバンク
- コインチェック
それぞれの特徴と口コミについて紹介していきます。
ビットバンクは1番おすすめの取引所
これからビットコインを始める方は、とりあえずビットバンクの口座開設をしておいて損はないです。
40種類以上の銘柄を「0.12%」の安い手数料で取引できるのは、国内ではビットバンクしかありません。
なお、ビットバンクで購入できる仮想通貨は次のとおりです。
BTC、XRP、ETH、LTC、BCC、MONA、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK、MKR、BOBA、ENJ、POL、DOT、DOGE、ASTR、ADA、AVAX、AXS、FLR、SAND、GALA、CHZ、APE、OAS、MANA、GRT、RENDER、BNB、ARB、OP、DAI、KLAY、IMAX、MASK、SOL、CYBER、TRX
ビットコインしか取引しないという方には、ビットバンクよりも最適な取引所がありますが、取引に慣れると別の銘柄に興味を持つ方もいます。
ビットバンクでは日本で購入できる仮想通貨の3分の1程度を取り扱っているため、別の取引所の口座開設を行う手間を省けるのは嬉しいポイントです。
なお、ビットバンクの口コミは次のとおりです。
国内の取引所の中では板取引できる銘柄が1番多いので、投資の選択肢が広いことや、チャートも見やすくRSIやMACDなどを用いてテクニカルな分析もしやすいことから、初級者から上級者までが十分に満足できる取引所だと思う。
36歳男性
ビットバンクの特徴や評判についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【本音レビュー】3年間ビットバンクを使っている感想と評判を解説!
コインチェックはBTCしか取引しない方におすすめ
ビットコインだけ取引するという方に、コインチェックは1番おすすめです。
コインチェックは、手数料無料でビットコインを取引できる数少ない取引所です。
なお、コインチェックでは以下の31銘柄を購入できますが、そのうち11銘柄に関しては高額な手数料が発生する点は大きなデメリットと言えます。
BTC、ETH、ETC、XRP、LTC、BCH、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、PLT、SAND、DOT、CHZ、LINK、FNCT、DAI、MKR、MATIC、APE、AXS、IMX、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、XEM、BC、DOGE
ただし、コインチェックは200万人以上のユーザーがいる国内最大手の取引所であるため、安心感をもってビットコインを取引できます。
なお、コインチェックの口コミは次のとおりです。
日本でのユーザー数が多く、取り扱い通貨も多いので安心して使えます。特にスマホアプリが優秀で見やすく、直感的に使いやすい仕様になっているのでおすすめです。手数料が高いので頻繁に取引するのには向いていませんが、積み立て投資のサービスがあるので長期で運用するのに向いているかなと思います。
コインチェックの特徴や評判についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【本音レビュー】コインチェックの口コミと使ってみた感想を紹介!
【全4種類】ビットコイン投資にかかる手数料

ビットコイン投資には、次の4種類の手数料がかかります。
- 日本円の入金手数料
- 取引手数料
- スプレッド
- 日本円の出金手数料
ビットコインを購入するたびに、取引手数料もしくはスプレッドが発生するため、これら2つの手数料を安く抑えることは特に大切です。
以下では、上記4つの手数料について詳しく解説します。
日本円の入金には振込手数料がかかる
銀行振込を利用した日本円の入金には、基本的に振込手数料が発生します。
例えば、ゆうちょ銀行から「10万円」を送金するときにかかる手数料は440円です。
なお、取引所ごとに利用している金融機関は異なります。
例えばビットバンクでは、GMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行を利用しています。
同一銀行間で振込手数料はかからないため、日本円の入金にかかる手数料は基本的に無料にできます。
そのため、日本円の入金手数料はそこまで気にする必要はないです。
取引手数料は0%~0.15%程度
取引手数料は「取引所」で仮想通貨を売買するときに発生する手数料です。
例えば、取引手数料が「0.1%」の場合に支払う料金は次のとおりです。
1万円分のビットコインを購入 | 3万円分のビットコインを売却 |
---|---|
10000×0.1%=10円 | 30000×0.1%=30円 |
取引手数料は取引所ごとに異なり「0%〜0.15%」程度です。
売買のたびに取引手数料はかかるため、ビットコインの手数料を抑えるうえでもっとも重要な要素の1つとなります。
スプレッドは平均3.2%程度と高額
スプレッドは、販売所で仮想通貨を売買するときに発生する手数料です。
販売所でかかるスプレッドは、「取引所」でかかる取引手数料に比べ高額になることが多いです。
なお、スプレッドは「仮想通貨取引所・銘柄・時間」によって異なります。
国内19社におけるビットコインのスプレッドは、2023年8月29日時点で「0.06%〜7.5%」です。
スプレッドの平均は「3.2%」と高額であるため、手数料を抑えるうえでは販売所を使わないことが大切です。
日本円の出金手数料は平均440円
日本円の出金には、基本的に出金手数料が発生します。
例えば、ビットバンクから10万円分の日本円を引き出すときには、770円の手数料がかかります。
出金手数料は取引所や出金額ごとに異なり「無料〜1320円」程度です。
日本円を出金する機会は多くないため、手数料を抑えるうえではあまり重要ではない要素と言えます。
ビットコインの売買に最適な取引所の選び方

ビットコイン投資におすすめな取引所の選び方は次のとおりです。
- 「取引所」のサービスが提供されている
- 取引量が十分にある
- 「取引所」の手数料が安い
以下では、上記3つを判断基準にする理由について解説します。
「取引所」のサービスが提供されている
仮想通貨取引所には「販売所」と「取引所」と呼ばれる、2つの取引を行う場所が存在します。
販売所の手数料は高いため、「取引所」のサービスを提供している仮想通貨取引所を選択するべきです。
販売所は仮想通貨交換業者と取引を行う場所ですが、ビットコインの価格に業者の利益を足し合わせた値段で購入する必要があります。
例えば、ビットコイン自体の値段が「1BTC=400万円」でも、販売所では業者の利益が上乗せされた「1BTC=420万円」で売られます。
一方で、「取引所」は仮想通貨取引所を利用するユーザー同士で売買を行う場所です。
業者との取引ではないため、ビットコイン自体の値段で取引できます。
仮想通貨取引所によっては、販売所のサービスしか提供していない場合もあるため要注意です。
取引量が十分にある
取引量が少なすぎる仮想通貨取引所は選択するべきではありません。
なぜなら、売買したいタイミングで取引が成立しない可能性があるためです。
「取引所」でビットコインを購入する場合、同じタイミングで売りに出すユーザーが必要です。
取引量が少ないということは利用者数が少ない可能性が高く、購入したい場合でも売りに出しているユーザーが見つからない可能性があります。
あまりにも取引量が少なすぎる仮想通貨取引所の利用は控えるべきでしょう。
なお、取引量は仮想通貨市場の勢いで大きく変わるため、絶対的な基準を設けるのは難しいです。
そのため、他の仮想通貨取引所と比較することで、取引量の多い少ないを判断します。
「取引所」の手数料が安い
「取引所」の手数料は仮想通貨取引所によって異なるため、より安い業者を選ぶことが大切です。
特に、ビットコインを手数料無料で売買できる取引所を利用するべきでしょう。
ただし、「取引所」の手数料はそもそも安いため、上記2つの要素に比べれば重要度は低いです。
手数料があまり変わらないのであれば、取扱い銘柄数など別の要素を判断材料にしても良いでしょう。
【一覧】ビットコインの取引所は日本に19社ある

金融庁の認可を受けた仮想通貨取引所は、2025年1月28日時点で29社存在します。
ビットコインを取り扱っている会社は、29社の中で次の19社に限られます。
Amber Japan | bitFlyer | ビットバンク | GMOコイン |
BitTrade | BTCボックス | ビットポイント | DMM Bitcoin |
SBI VCトレード | Coin Estate | コインチェック | 楽天ウォレット |
LINE BITMAX | オーケーコインジャパン | CoinBest | メルコイン(メルカリ) |
CoinTrade | バイナンスジャパン | Zaif |
なお、上記の内容は金融庁の資料を参考にしています。
以下では、前章で紹介した選び方をもとに、上記19社の中からおすすめの取引所を選定していきます。
国内19社の仮想通貨取引所を徹底比較

これからビットコイン投資を始める方におすすめな取引所は次の2つです。
- コインチェック
- ビットバンク
以下では、前述した選び方をもとに、上記2社がおすすめできる理由を解説していきます。
「取引所」が利用できるのは10社のみ
前章で紹介した19社の中で、「取引所」のサービスを提供している業者は次の10社です。
ビットバンク | GMOコイン | BTCボックス | SBI VCトレード |
オーケーコインジャパン | ビットフライヤー | コインチェック | BitTrade |
Zaif | ビットポイント | ー | ー |
上記10社の「取引所」を利用する限り、取引に発生する手数料で損をすることはないです。
なお、メルカリは販売所のみのサービスを提供していますが、ヘビーユーザーにとっては利用する価値があります。
メルカリでビットコインを購入するメリットについて知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
メルカリビットコインの口コミは?やってみた感想と評判を紹介!
十分な取引量があるのは10社中7社
上記10社の中で、ビットコインの取引量が確認できた業者は次の9社です。
ビットバンク | GMOコイン | BTCボックス | オーケーコインジャパン | ビットフライヤー |
---|---|---|---|---|
9466億 | 69527億 | 3217億 | 7753億 | 105436憶 |
コインチェック | BitTrade | Zaif | ビットポイント | ー |
50148億 | 3156億 | 575億 | 329億 | ー |
月次取引高 – 国内ビットコイン市況 | Bitcoin日本語情報サイト (jpbitcoin.com)
上記のデータから、Zaifとビットポイントの取引量は他の業者に比べ少ないと言えます。
1日あたり9000万円(329億÷365日)程度の取引量では、1時間当たり380万円程度のビットコインしか取引できません。
取引したいときにできない可能性があるため、Zaifとビットポイントの利用はおすすめできません。
また、取引量がわからない「SBI VCトレード」をあえて利用する必要はないでしょう。
7社の取引手数料には大きな差はない
ある程度の取引量が担保されている、7社の取引手数料は次のとおりです。
ビットバンク | GMOコイン | BTCボックス | オーケーコインジャパン |
---|---|---|---|
0.12%:41銘柄 | 0.05% or 0.09%:24銘柄 | 0.05% or 0.1%:4銘柄 | 0.14%:43銘柄 |
ビットフライヤー | コインチェック | BitTrade | ー |
0.15%:7銘柄 | ・無料:14銘柄 ・0.1%:6銘柄 | 無料:21銘柄 | ー |
上記の7社であればどの業者を利用しても問題ありません。
しかし、コインチェックはビットコインを手数料無料で売買できる最大手の取引所であるため、優先的に利用するべきです。
【超初心者向け】コインチェックの口座開設方法を画面付きで解説!
ビットバンクは国内で取引できる銘柄の3分の1程度を購入できるため、上級者になっても使い続けられます。
ビットコインとイーサリアム以外の仮想通貨も買うかもしれないという方は、ビットバンクを優先的に使うべきです。
ビットコインの手数料を実際に計算

100万円分のビットコインを購入し、300万円の価値になったときに売却する際の手数料を計算していきます。
コインチェックを利用した場合の手数料は次のとおりです。
入金手数料 | 取引手数料(100万円分購入) | 取引手数料(300万円で売却) | 出金手数料 | 合計 |
---|---|---|---|---|
440円 | 無料 | 無料 | 407円 | 847円 |
一方で、ビットバンクを使う場合の手数料は次のとおりになります。
入金手数料 | 取引手数料(100万円分購入) | 取引手数料(300万円で売却) | 出金手数料 | 合計 |
---|---|---|---|---|
440円 | 100万円×0.12%=1200円 | 300万円×0.12%=3600円 | 770円 | 6010円 |
ビットコインしか取引しない方は、コインチェックの方が手数料を抑えられます。
ビットコインの取引所を選ぶ際の3つの注意点

ビットコインの取引所を選ぶ際の注意点は次のとおりです。
- 取引所によって価格が異なる
- 取引所は用途ごとに使い分ける
- 海外の取引所を利用しない
それぞれ詳しく解説します。
仮想通貨取引所ごとに価格は異なる
取引所ごとに仮想通貨の値段は少しずつ異なります。
実際、コインチェックとビットバンクを比較すると、ビットコインの価格は次のように差があります。
コインチェック
ビットバンク
取引所ごとに価格が異なる理由は、1つのマーケットを日本中の人が利用しているわけではないためです。
例えば、コインチェックとビットバンクはシステムも違えばユーザーも異なります。
コインチェックのユーザーがビットコインを大量に買い始めたとしても、ビットバンクで同様のことが起こるとは限りません。
この場合、コインチェックのビットコインの値段は上昇しますが、ビットバンクでの値段は変わりません。
ただし、取引所ごとに大きく値段が変わることはないため、できるだけ安い価格の取引所の利用を考える必要はないです。
用途ごとに取引所を使い分けても良い
仮想通貨取引所は1つだけではなく、複数の業者を使い分けても良いです。
実際、自分はコインチェック・ビットバンク・ビットフライヤーを利用しています。
「取引所」のサービスを提供している10社であれば、手数料で損をすることはないため、銘柄ごとに使い分けても良いでしょう。
なお、取引所を分散させることで倒産リスクも下げれます。
海外の取引所を利用しない
仮想通貨初心者の方は、いきなり海外の取引所を利用するべきではないです。
なぜなら、国内の取引所にはない次のリスクが存在するためです。
- 詐欺にあう可能性が高まる
- 経営破綻すれば仮想通貨が返却されない可能性がある
- 急に日本人の利用ができなくなる可能性がある
ヤフー知恵袋を見ていると、海外の詐欺サイトにビットコインを送金してしまったという失敗が多く見受けられます。
また、自分はOKXという海外の取引所を1年以上利用していましたが、2023年6月にいきなり日本国内での利用が制限された経験があります。
海外の取引所は、国内の業者よりも手数料が安く取引量も多いというメリットがあります。
しかし、上記のリスクが存在するため、初心者の方はまずは国内の取引所で仮想通貨に慣れるべきです。
仮想通貨取引所を選ぶときによくあるQ&A

最後に、仮想通貨取引所に関する次の質問に答えます。
- 取引所ごとにセキュリティは違う?
- 口座開設に必要なものは?
- 取引所が破綻する可能性は?
それぞれ詳しく解説します。
取引所ごとにセキュリティは違う?
金融庁の認可を受けた仮想通貨取引所であれば、セキュリティに大きな差はないと考えられます。
なぜなら、国によって定められたセキュリティ基準を満たさなければ、金融庁から許可を受けられないためです。
なお、仮想通貨取引所は、以下のセキュリティ対策を行う必要があります。
- 仮想通貨をオフラインで管理する
- 顧客と会社の資産を分散管理する
特に仮想通貨をオフラインで管理していることから、そう簡単にハッキングされることはないでしょう。
口座開設に必要なものは?
取引所の口座開設に必要なものは次のとおりです。
- メールアドレス
- 電話番号
- 本人確認書類
なお、取引所ごとに利用できる本人確認書類は異なりますが、基本的に以下の3つは利用できます。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
取引所が破綻する可能性は?
取引所が破綻する可能性はゼロとは言えません。
実際、2022年にはFTXが経営破綻し、FTX JAPANの利用ができなくなりました。
ただし、以下の記事にあるように、顧客の資産は失われず返却されたようです。
FTX Japan 2月21日より仮想通貨・法定通貨出金再開へ (coinpost.jp)
金融庁の認可を受けた取引所を利用している限り、自身の資産が失われる可能性は低いですが、経営破綻する可能性はゼロではありません。
まとめ:迷ったらビットバンクを利用しよう!

ここまで、ビットコイン投資におすすめな仮想通貨取引所について紹介しました。
「取引所」のサービスを提供している業者を利用することで、手数料で損をすることなく取引できます。
次の10社であれば利用しても問題ないですが、取引量が少ないZaifとビットポイント、取引量がわからないSBI VCトレードをあえて使う理由はないでしょう。
ビットバンク | GMOコイン | BTCボックス | SBI VCトレード |
オーケーコインジャパン | ビットフライヤー | コインチェック | BitTrade |
Zaif | ビットポイント | ー | ー |
特に、ビットコインしか購入しない方には、手数料無料で取引できるコインチェックがおすすめです。
また、ビットコイン以外も買う可能性のある方は、41銘柄を「0.12%」の安い手数料で取引できるビットバンクの利用がおすすめです。