ビットフライヤーで起きた事件とは?2種類のトラブルを徹底解説!

「ビットフライヤーで事件はこれまでに発生してる?」

「ビットフライヤーを使っても大丈夫?」

これからビットコイン投資を始めようと考えている方の中には、「ビットフライヤーは人気みたいだけど重大な事件が発生していないか気になる」という方も多いです。



ビットフライヤーは1度行政処分を受けているものの、ハッキング被害は発生していません

システム障害により利用しにくい状況が発生することはありますが年に数回程度です。

本記事では、ビットフライヤーの行政処分の内容と、システム障害の詳細について解説します。



ビットフライヤーは、これからも安全に利用できることがわかるようになります

2021年11月から仮想通貨を始めた自分が、100万円以上のビットコインをビットフライヤーで運用している経験をもとに解説するので、ぜひ参考にしてください。



なお、コインチェックとビットフライヤーで悩んでいる方には、こちらの記事もおすすめです。

【徹底比較】ビットフライヤーとコインチェックはどっちがいい?

目次

ビットフライヤーで発生した2種類の事件

ビットフライヤーで発生した2種類の事件

ビットフライヤーでは行政処分とシステム障害が発生していますが、重大なトラブルはこれまでに発生していません

国内最大手の取引所であり多くのユーザーがいるため、怪しい取引所ではないです。

ここでは、行政処分とシステム障害の内容について詳しく見ていきます。

2018年の行政処分の実態

ビットフライヤーは、2018年に行政処分を受けました。2018年1月にコインチェックで発生したハッキング事件の影響で、立ち入り検査が行われた結果です。

なお、2018年には10社以上の仮想通貨取引所に行政処分が下されています。



ビットフライヤーには、特に次の2点の業務改善命令が出されました。

  • 利用者財産の分散管理
  • 仮想通貨の不正流出の未然防止



上記の2点に問題がある状態でのビットフライヤーの利用は、危険であったと言わざるを得ません。

ビットフライヤーが倒産した場合に資産が返却されないリスクや、ハッキングにより自身の仮想通貨が流出するリスクがあったわけです。

なお、2019年に行政処分が解除され、現在は金融庁の認可を受けているため安心です。

ビットフライヤーの行政処分については、財務省の公式ホームページに記載があります。
株式会社bitFlyerに対する行政処分について:財務省関東財務局 (mof.go.jp)

システム障害の詳細【2019年~2023年】

ビットフライヤーでこれまでに発生したシステム障害は、次の表のとおりです。

なお、行政処分が解除された2019年以降のシステム障害について、ここでは紹介しています。

スクロールできます
障害の内容2019年2020年2021年2022年2023年
アクセスしにくい2件1件0件0件6件
入金が反映されない0件0件0件0件1件
取引しにくい3件0件0件0件0件
取引できない7件(数分から2日程度)1件(数分)1件(1日程度)0件0件
表示やアプリの不具合0件6件1件0件0件
合計12件8件2件0件7件
上記の内容は、ビットフライヤーの公式ホームページを参考にしています。
事前に通知のあったメンテナンスにより、取引等が行えないケースは含めていません。



これまでに、取引できないシステム障害があったものの頻度は少なく、いずれも2日以内に復旧しています。

2022年以降に関しては取引できないトラブルは発生していないため、安心感があります。



自分は2022年5月からビットフライヤーを使っていますが、アプリの反応が悪くなることはあるものの、取引できなかったことは1度もありません

また、以下の記事ではビットフライヤーのアンケート調査を行った結果を紹介していますが、システム障害についての悪い口コミはありませんでした。

【本音レビュー】ビットフライヤーの特徴を利用歴2年の自分が解説!

ビットフライヤーで導入されている2つのセキュリティ対策

ビットフライヤーではこれまでに、ハッキング等により被害が発生したことはありません。

しかし、今後も重大な事件が発生しないとは限らないのではないかと、心配になる方がいるかもしれません



ビットフライヤーでは次の2つのセキュリティが導入されているため、今後も安全性が担保される可能性が高いです。

  • 顧客資産の分別管理
  • コールドウォレット

以下では、上記のセキュリティ対策についてそれぞれ詳しく解説していきます。

顧客と会社の資産を分別管理している

ビットフライヤーでは、顧客と会社の資産が分別管理されているため、仮に倒産した場合でも自身の資産は返還される可能性が高いです。

前述したように、2018年以前は利用者財産の分散管理に問題があり、行政処分を受けました。



しかし、2019年には行政処分が解除され、ビットフライヤーの公式ホームページにも次の記載があるため、現時点では安心して資産を預けられます

当社がお預りしている、お客様の暗号資産(仮想通貨)や日本円などの金融資産は、当社が保有する資産と明確に区分して管理しています。

bitFlyer のセキュリティ | 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入/販売所/取引所



なお、2022年にはアメリカ最大手の取引所「FTX」が経営破綻しました。

FTX JAPANでは顧客と会社の資産は分別管理されていたため、顧客の資産は失われることなく返還されたようです。

約100%の仮想通貨がオフラインで管理されている

ビットフライヤーでは約100%の資産がコールドウォレットに保管されているため、ハッキングされた場合でも資産が失われることはないです。

コールドウォレットは、インターネットに接続されていないウォレット(電子財布)のことです。



いくら天才ハッカーでも、インターネットに接続されていない資産は盗めません

コールドウォレットに関しては、ビットフライヤーの公式ホームページに明記されています。

お客様及び当社が所有する暗号資産(仮想通貨)は、交換や送付に必要な最小限のみをインターネットにつながるホットウォレットに保ち、残り(全資産の約 100 %)をネットワークから隔離したコールドウォレットに保管しています。

bitFlyer のセキュリティ | 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入/販売所/取引所



今後も安全に取引できると考えられるビットフライヤーで仮想通貨を始めたい方は、つづけてこちらの記事をご覧ください。

ビットフライヤーの口座開設方法を5つの手順で紹介【画像付き】

倒産することはある?ビットフライヤーの安全性を検証

倒産することはある?ビットフライヤーの安全性を検証

ビットフライヤーでは、今後もハッキング被害が発生する可能性は低いです。

しかし、株式会社ビットフライヤーが倒産するリスクがあるのではないかと、不安に感じる方がいるかもしれません

結論を言うと、決算公告を見る限りでは、数年で倒産することはないと考えられます。



2022年と2023年の決算資料をもとに安全性分析を行った結果は、次のとおりです。

スクロールできます
項目流動資産
(A)
固定資産
(B)
流動負債
(C)
負債
(D)
純資産
(E)
流動比率
(A/C)
負債比率
(D/E)
固定比率
(B/E)
2022年28982167212714071195225030約107%約48%約27%
2023年5892845245698861697919817約103%約86%約2.6%
※負債に関しては、預り金と預かり暗号資産は除いて計算しています。なお、単位は百万円です。



1年以内に支払う債務は短期間で現金化できる資産で払えるため、すぐに倒産してしまう心配がありません。

固定資産も純資産で補えるため、長期的に見ても資金回収が間に合わずに負債が支払えないこともないでしょう。

利益が全く出なくても、負債を純資産で払えるのは安心感があります



ビットフライヤーは純資産が潤沢にあるため、決算資料を見る限りでは倒産する可能性は低いと考えられます。

ビットフライヤーを登録するのはやばい?

ビットフライヤーを登録するのはやばい?

ビットフライヤーは安全性が高いため、口座開設しても問題ありません。

自分は1年半以上ビットフライヤーを使用していますが、トラブルが起きたことはないです。

ただし、さらに良い取引所が存在するのは事実です。



ビットバンクという取引所は安全性が高く、次の表からわかるように多くの点でビットフライヤーよりも勝っています。

スクロールできます
比較項目ビットバンクビットフライヤー
取扱銘柄数38種類
※ビットコインを含む
37種類
※ビットコインを含む
取引手数料0.12%0.15%
最低購入数量0.0001BTC(約1000円)0.001BTC(約10000円)
※2024年5月18日の価格を参照

なお、「ビットフライヤーの手数料はどの程度高いの?」という方は、以下の記事をご覧ください。

ビットフライヤーの手数料は高すぎる?実際に計算した結果を紹介!



自分は、取引所の倒産リスクを減らすため4つの取引所に分散して仮想通貨を買っており、ビットフライヤーをサブの取引所として使っています

ビットフライヤーでも良いですが、これから仮想通貨投資を始める方は、まずはビットバンクの登録がおすすめです。

【本音レビュー】2年間ビットバンクを使っている感想と評判を解説!

まとめ:ビットフライヤーは危険性の低い取引所

まとめ:ビットフライヤーは危険性の低い取引所

ビットフライヤーで発生した事件と現在の安全性について、ここまで解説しました。

ビットフライヤーは、1度行政処分を受けていますがハッキング被害は発生しておらず、取引できない障害もほとんど起きていません

また、国により定められたセキュリティ対策を講じており、会社の運営状況も悪くはありません。



ただし、ビットフライヤーよりも優れた取引所があるのは事実です。

ビットバンクは安全性が高いだけでなく、取扱銘柄数が38種類と多く取引手数料も安いです。

サブの取引所としてビットフライヤーを使うのは良いですが、メインの取引所としてはビットバンクがおすすめです。



ビットバンクを使うメリットや評判について知りたい方は、以下の記事をつづけてご覧ください。

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