「ビットコインとイーサリアムを買うならどっちがいい?」
「ビットコインとイーサリアムの違いは?」
仮想通貨投資に興味がある方の中には、「ビットコインもしくはイーサリアムの取引から始めようと考えているけど、結局どっちが稼げるの?」と悩む方も多いです。
結論を言うと、両コインともおすすめの仮想通貨ですが、ビットコインの方が稼げる可能性が高いです。
本記事では、ビットコインとイーサリアムを下記の3つの観点から比較します。
- メリット・デメリット
- 将来性
- これまでの価格変動
2021年11月からビットコインを取引している自分が、両コインの違いを数値的に分析した経験をもとに解説するので、ぜひ参考にして下さい。
ビットコインとイーサリアムを買うならどっち?
これから仮想通貨を始める方には、イーサリアムよりもビットコインをおすすめします。
なぜなら、次の表からわかるように、ビットコインの方が利益を出せる可能性が高いためです。
銘柄 | メリット・デメリット | 将来性 | 価格推移の傾向 |
---|---|---|---|
ビットコイン | ・これまで100%稼げた ・億を稼ぐのは難しい | ◎ | 4年に1度最高価格を更新する |
イーサリアム | ・価格の上昇率が高い ・競合に負ける可能性がある | 〇 | ビットコインのトレンドを追うかたちで推移する |
ビットコインとイーサリアムはすでに価格が高いため、今から稼ぐためにはある程度大きな金額を投資する必要があります。
ビットコインは損失を出す可能性が低く大金を投資しやすいため、初心者の方はビットコイン投資から始めるべきです。
なお、ビットコイン投資は手数料無料で取引できるコインチェックがおすすめです。
【超初心者向け】コインチェックの口座開設方法を画面付きで解説!
【おすすめ】ビットコイン投資のメリットとデメリット
ビットコイン投資の1番のメリットとデメリットは、次のとおりです。
〇利益を出せる可能性が高い
×億り人を目指すのは難しい
それぞれ詳しく解説します。
メリット:利益を出せる可能性が高い
ビットコインは、イーサリアムよりも利益を出せる可能性が高いです。
事実、どのタイミングで購入した場合でも、4年間長期保有するだけで稼げました。
最高価格 | 最低価格 |
---|---|
2014年:10万円 | 2018年以降:37万円 |
2015年:6万円 | 2019年以降:37万円 |
2016年:11万円 | 2020年以降:53万円 |
2017年:145万円 | 2021年以降:221万円 |
2018年:197万円 | 2022年以降:221万円 |
一方で、イーサリアムは4年間保有し続けても100%稼げたわけではありません。
2018年の最高価格は「13万円」でしたが、その年以降の4年間で最低価格が13万円以上になることはありませんでした。
なお、ビットコインは稼ぎやすいですが、初心者がよくやってしまう失敗も数多くあるため注意しましょう。
デメリット:億り人を目指すのは難しい
ビットコインのデメリットは、少額投資で数億円の利益を出すことが難しい点です。
今後、ビットコインの価格が数百倍から数千倍になるとは考えにくいです。
ビットコインが金と同じ時価総額になったとしても、現在の価格「1BTC=約1000万円」から8倍程度にしかならないため、少額投資で儲けることは難しいでしょう。
ビットコイン投資は、ある程度の金額を投資でき、長期のスパンで確実に利益を出したい方におすすめです。
なお、ビットコイン投資がオワコンと言われる理由とそれを否定する根拠について知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
ビットコインはオワコンって本当?終わりと言われる5つの理由を紹介
イーサリアム投資の2つの特徴
イーサリアムを取引するメリットとデメリットは、次のとおりです。
〇価格の上昇率が高い
×競合に負ける可能性がある
それぞれ詳しく解説します。
メリット:価格の上昇率が高い
イーサリアムのメリットは、ビットコインよりも価格の上昇率が高い点です。
事実、次の表からわかるように、4年間の長期保有ではイーサリアムの方が圧倒的に稼げています。
銘柄 | 2016年 | 2017年 | 2018年 |
---|---|---|---|
イーサリアム | 1230倍 | 441倍 | 53倍 |
ビットコイン | 70倍 | 73倍 | 18倍 |
イーサリアムは、ビットコインよりも大きなリターンを狙いたい方におすすめです。
なお、イーサリアムを購入するメリットについては、以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
デメリット:競合に負ける可能性がある
イーサリアムのデメリットは、競合の仮想通貨に負ける可能性がある点です。
イーサリアムキラーとしては、次の3銘柄が有名です。
- ポルカドット(DOT)
- カルダノ(ADA)
- ソラナ(SOL)
特に、最近のソラナは1年足らずで10倍以上になっており、イーサリアムよりも圧倒的にパフォーマンスが良いです。
イーサリアム投資は、競合に負け価値が無くなるリスクがある中で、ビットコインよりも高いリターンを得たい方におすすめします。
ビットコインとイーサリアムの根本的な3つの違い
ビットコインとイーサリアムの根本的な違いは次のとおりです。
- 作られた目的
- 創業者と稼働開始時期
- 発行上限枚数
それぞれ詳しく解説します。
作られた目的に違いがある
ビットコインの目的は第三者の信頼を必要とせず、ネットにおける個人間でのお金のやり取りを行える決済システムを作ることです。
ビットコインは、全世界で使える共通の通貨というイメージです。
一方で、イーサリアムの目的は、誰でもブロックチェーンを使ってシステム開発ができるプラットフォームを作ることです。
ビットコインは単なる決済システムですが、イーサリアムはさまざまなものに応用できるプラットフォームであるため利用価値は高いと言えます。
創業者と稼働開始時期が異なる
ビットコインとイーサリアムの創業者と稼働開始時期は、次のとおりです。
ビットコイン | イーサリアム |
---|---|
サトシ・ナカモト | ヴィタリック・ブテリン |
2009年1月から稼働 | 2015年7月から稼働 |
ビットコインの創業者は、どのような人物あるいは団体であるかわかっていません。
一方で、イーサリアムはヴィタリック・ブテリンという人物によって創業されました。
現在もヴィタリック・ブテリン氏が中心となって、さらなる開発が進められています。
ビットコインも全世界の有志によってアップデートが繰り返されていますが、イーサリアムほど大きく更新されることは少ないです。
発行上限枚数が大きく異なる
ビットコインとイーサリアムの発行枚数とその上限は、下記のとおりです。
項目 | ビットコイン | イーサリアム |
---|---|---|
発行枚数 | 約1980万 BTC(94%) | 約1億2000万ETH |
発行枚数の上限 | 2100万枚 | 無制限 |
ビットコインの発行枚数は、イーサリアムの6分の1程度となっており供給量が少ないです。
また、CoinMarketCapのデータによると、日々の取引額はビットコインの方が3倍ほど多いため、需要が大きいことがわかります。
仮想通貨の価格は需要と供給で決まるため、需要が大きく供給量の少ないビットコインの方が値段は上がりやすいのです。
なお、「イーサリアムとの違いはわかったけど、投資信託との違いも知りたい」という方は、以下の記事がおすすめです。
ビットコインと投資信託ではどっちが長中期的な資産形成に有利?
【将来性】ビットコインとイーサリアムの今後
ビットコインとイーサリアムを比較した場合、ビットコインの方が将来性が明るいです。
イーサリアムも将来性がありますが、不確実な要素が多くどうなるか予想しにくいです。
以下では、それぞれの今後の見通しについて紹介します。
ビットコインの今後の見通しは明るい
ビットコインの今後の見通しは次のとおりです。
- 現物ETF承認により大口投資家から資金が流入
- 2024年4月に半減期が発生
ビットコインは、2024年1月にアメリカで現物ETFが承認され、18億ドル以上の資金が一気に流入しました。
現物ETFはビットコインを買うよりも安全性が高いため、今後も大口投資家による資金流入が続く可能性があります。
また、ビットコインは2024年4月20日に半減期を迎えました。半減期は約4年周期で発生し、ビットコインの年間生産量が半分になります。
ビットコインは最大発行枚数に制限があるため、生産量が少なくなれば希少性が高まり、金のように価値が上がります。
ビットコインはETFが承認され、半減期もシステム上必ず発生することから値段が上がる可能性が高いのです。
なお、ビットコインの将来性について詳しく知りたい方は、次の記事で紹介している本を読むのもおすすめです。
イーサリアムの今後は不確実な要因が多い
イーサリアムの今後の見通しは次のとおりです。
- 現物ETF承認により大口投資家から資金が流入
- さまざまなサービスで利用されるかもしれない
ビットコインに続きイーサリアムの現物ETFも2024年7月に承認されたことから、大口投資家による資金流入に期待できます。
ただ、こちらの記事で紹介されているようにビットコインほど資金は流入してないようです。
また、イーサリアムはさまざまな場面での利用が増える可能性があります。
例えば、イーサリアムで車や家を購入し、その証明書としてNFTを受け取るという形で普及するかもしれません。
利用者が増えれば需要が増加するため、価格上昇に期待できます。
また、イーサリアムは送金に使われるほど発行枚数が減少することからも、利用者の増加は値段の上昇に直結するでしょう。
ただし、ビットコインに比べイーサリアムの見通しは確実性が低い点には要注意です。
ビットコインとイーサリアムのチャートを分析
これまでの価格推移を見る限り、ビットコインとイーサリアムの価格変動には相関関係があることがわかります。
ビットコインの価格は4年周期で大きく上昇し、イーサリアムの価格はビットコインを追うかたちで推移しています。
ビットコインの価格変動がわかれば、イーサリアムが上昇するタイミングもわかるため、まずはビットコインの購入から始めるべきです。
4年周期でバブルが来る理由は半減期にある
ビットコインの価格が4年周期で上がるのは、半減期がおとずれるためです。
新規発行枚数が減少することで市場に出回る供給量が減るため、価格が上昇するのです。
また、新規のビットコインはマイナーの報酬として発行されるため、ビットコインの値段が上がらなければ採算が取れなくなる可能性があります。
そのため、ビットコイン業界は値段を上げる方向に動く方が自然です。
価格が上昇せず退場するマイナーが増えれば、システムを正常に維持できなくなり、ビットコイン投資家は大きな損失を抱えてしまうでしょう。
なお、イーサリアムはビットコインの価格変動に連動する傾向があるだけで、今後も4年周期で値段が上がるとは言い切れません。
バブルをうまく利用して稼ぐ2つのコツ
4年周期で来るバブルで稼ぐコツは次のとおりです。
- バブルの翌年と翌々年に購入する
- バブルまで長期保有する
これまでのチャートを見る限り、バブルの翌年と翌々年の値段は低い水準になる傾向があるため、ビットコインを安く購入するチャンスです。
前回のバブルは2021年に発生したため、2022年と2023年に安く購入できたかもしれません。
また、詳しくは以下の記事で紹介していますが、短期的に売り買いを繰り返すよりも長期保有する方が稼げる可能性が高いです。
ビットコインとほったらかしの相性は抜群!放置で稼ぐ3つのコツ
なお、2024年は上昇トレンドが発生する可能性が高いため、今からビットコイン投資を始める方は、早い時期に一括で購入した方が安く買えるでしょう。
2023年以前に購入した場合に比べると利益は望めませんが、今から始めても2025年のバブルに期待できます。
まとめ:初心者は「ビットコイン」から始めよう!
ここまで、ビットコインとイーサリアムのどっちを買うべきか解説しました。
ビットコインはほっとくだけで100%の確率で稼げただけでなく、イーサリアムよりも価格が上昇しやすく、4年周期でバブルが発生する傾向があります。
イーサリアムはビットコインよりも大きなリターンを望めますが、他の仮想通貨との競争に負ける可能性があり、価格上昇も不確実な要因が多いです。
以上から、これから仮想通貨を始める方にはビットコインの取引をおすすめします。
なお、ビットコイン投資は手数料無料で行えるコインチェックがおすすめです。
180万人以上のユーザーがいるコインチェックの評判や口座開設方法について知りたい方は、以下の記事を続けてご覧下さい。