「ビットコイン投資は危ない?」
「ビットコインはやめたほうがいい?」
ビットコイン投資に興味がある方の中には、「リスクがわからず、始めても大丈夫か判断できない」という方も多いです。
また、なんとなく危ないというイメージを持っている方もいます。
結論を言うと、他の投資に比べるとビットコインの危険性はやや高いですが、危なすぎるとまでは言えません。
本記事ではビットコイン投資が危ないと言われる理由と、できるだけ安全に取引を行う方法について紹介します。
自分は2021年11月から仮想通貨を取引していますが、ハッキング等の被害にあったことは一度もありません。
リスクをできるだけ抑えつつ、初心者でも稼げる運用方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ビットコインが危ないと言われる5つの理由

ビットコイン投資が危ないと言われる理由は次のとおりです。
- ボラティリティが高いため
- ハッキング被害にあうリスクがあるため
- 取引所が倒産するリスクがあるため
- 詐欺にあうリスクがあるため
- 高額な税金が発生するため
それぞれ詳しく解説します。
ボラティリティが高く短期的に大きな損失を出すリスクがある
ビットコインはボラティリティ(価格の変動率)が高いため、危険すぎると言われても仕方ありません。
実際、株式と投資信託よりもビットコインのボラティリティの方が高いです。
ビットコイン | 株式 | 投資信託 |
---|---|---|
3.0% | 1.2% | 0.3% |
株式は日経平均株価、投資信託はSBI・全世界株式インデックス・ファンドのボラティリティを記載しています。
自分は、2022年4月から6月にかけて50%以上の下落を経験したこともあります。
Bitcoin price today, BTC to USD live, marketcap and chart | CoinMarketCap
ビットコインはボラティリティが高く、短期的に大きな損失を出してしまう可能性があるため、危険すぎると言われることがあるのです。
なお、レバレッジ取引さえ行わなければ借金をすることはないです。
ハッキングでビットコインを盗まれる可能性がある
ビットコインはハッキングで盗まれる可能性がありますが、危険すぎるとまでは言えません。
なぜなら、金融庁の認可を受けた取引所は、仮想通貨をインターネットに接続されていない電子機器(コールドウォレット)に保存する義務があるためです。
これまでにビットコインが盗まれた事件は国内で3件発生しましたが、オンラインで管理していたことが原因の1つです。
取引所 | 時期 | 被害額 | 補償 |
---|---|---|---|
Zaif | 2018年9月 | 約70億円 | あり |
BitPoint | 2019年7月 | 約35億円 | あり |
DMM Bitcoin | 2024年5月 | 約482億円 | 予定あり |
DMM Bitcoinのハッキングについては、以下の記事で詳細が解説されています。
DMM Bitcoin不正流出の手口明らかに、北朝鮮ハッカーがGinco社員に接触=警察庁(あたらしい経済)
取引所が倒産するリスクがある
仮想通貨取引所が倒産するリスクはありますが、危なすぎるとまでは言えません。
なぜなら、顧客と会社の資産は分けて保管されているため、万が一倒産しても自身の資産は返却される可能性が高いためです。
2022年11月にはアメリカ最大級の取引所「FTX」が経営破綻し、その子会社であるFTX Japanにも影響を及ぼしました。
しかし、FTX Japanは顧客と会社の資産を分別管理していたため、顧客の資産が失われることはありませんでした。
また、業者の倒産リスクは次の表からわかるように投資全般に言えることです。
証券会社・FX会社 | 仮想通貨交換業者 |
---|---|
アイティーエム証券:2013年に倒産 アーツ証券:2016年12月に破産 | マウントゴックス社:2014年10月に倒産 |
上記のデータは、2013年から2022年における帝国データバンクの情報を参考にしています。
取引所の倒産が怖いという方は、投資全般に手を出すことは難しいでしょう。
詐欺でビットコインを盗まれる可能性がある
ビットコイン投資は詐欺にあう可能性がゼロではないですが、危険すぎるとまでは言えません。
なぜなら、金融庁の認可を受けた取引所で売買するだけで詐欺にあうことはないためです。
詐欺にあった方は、自身の手で金融庁の認可を受けていない取引所にビットコインを送金しています。
例えば、マッチングアプリで知り合った方に海外の取引所を紹介され、日本の取引所からビットコインを送金してしまう事例がよくあります。
また、詐欺にあう可能性は投資全般に言えることです。
金融庁が公開している資料によると、金融サービス利用者相談室への相談件数は、仮想通貨よりも株式・FXの方が多いです。
比較項目 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|---|---|
株式・FX | 8348件 | 8977件 | 10138件 | 9413件 | 12358件 |
仮想通貨 | 1992件 | 1964件 | 3919件 | 3396件 | 4375件 |
「金融サービス利用者相談室」における相談等の受付状況等(期間:令和3年10月1日~同年12月31日):金融庁 (fsa.go.jp)
ビットコインは詐欺にあうリスクがあるから危ないという方は、投資全般に手を出すことは難しいでしょう。
株式投資に比べ高い税金が発生する
ビットコインは高額な税金が発生するため、危険すぎると言われても仕方ありません。
事実、仮想通貨の利益に発生する税金(所得税+住民税)は最大で55%と高額である一方で、株式投資の利益に発生する税金は約20%です。
仮想通貨の税金は雑所得に分類され、給与所得と合算した金額に対して税率が決まります。
例えば、年収400万円の方が仮想通貨で1000万円の利益を出した場合、約430万円の税金を納める必要があります。
ビットコインは税金が高いため、投資信託の方が良いという意見は間違っていないです。
ただし、税金を考慮しても投資信託よりもビットコインの方が稼げる額が大きいため、自分はビットコインに投資しています。
なお、ビットコイン自体はブロックチェーン技術が使われているため安全性が非常に高いです。
「ブロックチェーンが利用されているとどうして安全なの?」という方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
ビットコイン投資はやめたほうがいい人の3つの特徴

ビットコイン投資が合わない人の特徴は、次のとおりです。
- まとまったお金がない人
- 最悪価値がなくなるリスクに耐えれない人
- 暴落に耐え切れず長期保有できない人
1つずつ詳しく見ていきます。
まとまったお金がない人
ビットコインの少額投資は稼げないため、ある程度の余裕資金がない方には向いていません。
ビットコインは時価総額が1番高く、1BTCあたり1500万円以上の価値がついているため、今から爆上がりするとは考えにくいです。
将来価格を予測するモデルは複数存在しますが、1番高い予想価格でも1億円程度です。そのため、今から7倍程度にしかならないと考えるのが妥当でしょう。
1万円程度の投資資金ではせいぜい7万円にしかならず、やる意味がない気がします。
ビットコインでしっかりと稼ぐためには、100万円以上の資金を投入するべきです。
500万円の投資額が3500万円にあれば、生活に余裕ができ仕事をやめることもできるかもしれません。
なお、ビットコインを昔買っていれば少額でも億り人になれるチャンスがありましたが、詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。
価値がなくなるリスクに耐えれない人
仮想通貨の中ではビットコインが1番人気ですが、価値がゼロにならないとは言い切れないです。
そのため、絶対に資産を失いたくない方は、ビットコインではなく投資信託の方が良いです。
例えば、次の事象が発生した場合、ビットコインの価値はなくなるかもしれません。
- システムを維持できなくなる
- 世界中で規制される
- 量子コンピュータが実用化される
ビットコインにはシステムを監視する組織(マイナー)が必要ですが、高騰する電気代などの影響で採算がとれなくなれば、撤退を余儀なくされるでしょう。
そうなれば、ビットコインを正常に動かせなくなり、当然価値はなくなります。
また、量子コンピュータが実用化されれば、不正な取引を正しいものとして処理したり、過去のデータを改ざんできてしまう可能性があります。
いずれにせよ、ビットコインはまだまだ歴史が浅く、今後も価値を維持できる保証はない点には要注意です。
なお、「そもそもビットコインに価値があるのはなぜ?」という方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
暴落に耐え切れず長期保有できない人
暴落に耐え切れず長期的に運用できない方は、ビットコインで稼ぐのは難しいです。
なぜなら、ビットコイン投資は長期保有を行い、4年周期で発生するバブルで売り抜けるのが基本になるためです。
4年もビットコインを持っていれば、1度や2度は50%以上の下落が発生する可能性が高いです。
自分は2021年11月からビットコインを取引していますが、2022年に50%以上の下落を経験しました。
バブルまで長期保有できずに損切りしてしまい、稼げなかったという話もよく聞くため、50%程度の暴落は厳しいという方は投資信託の方が良いでしょう。
自分がビットコイン投資を始めた理由【メリット】

価格変動が大きく、高い税金もかかるビットコイン投資をあえて始めた理由は次のとおりです。
- 先行者利益を狙える可能性があるため
- 4年周期で大きく稼げる可能性があるため
それぞれ詳しく解説します。
先行者利益を狙える可能性があるため
ビットコインを保有している割合は全世界で4.2%程度であるため、まだまだ先行者利益を狙えます。
仮想通貨の値段は需要と供給のバランスで決まるため、ビットコインを買う人が増えれば価格は上昇します。
キャズム理論によると、新しい商品が広く普及するためには、市場における普及率が16%を超える必要があるようです。
ビットコインはまだ広く普及する段階に至っていないため、先行者利益を狙える可能性が十分あります。
なお、国内でのビットコインの保有率やキャズム理論について詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
ビットコインを持ってる人の割合は?日本人の保有率を徹底分析!
4年周期で大きく稼げる可能性があるため
ビットコインは4年周期でバブルが発生する傾向があるため、自分は2025年のバブルで稼ぐことを目標にビットコイン投資を始めました。
2017年および2021年に発生したバブルでは、3年前に購入し放置するだけで稼げました。
バブル | 上昇率 |
---|---|
2017年 | 約20倍 |
2021年 | 約4倍 |
自分は投資信託から投資を始めましたが、ビットコインの方が稼げると判断し、投資信託をやめた過去があります。
実際、投資信託では3年程度では約1.2倍にしかならず、ビットコインの足元にもおよびません。
なお、ビットコイン投資のメリットについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
リスクを抑えてビットコインを取引する3つのコツ

リスクを抑えてビットコインを取引する方法は、次のとおりです。
- 金融庁の認可を受けた取引所を利用する
- 複数の取引所でビットコインを管理する
- ビットコインの長期保有をメインに行う
上記の3点にさえ気を付けていれば、知識のない初心者でも大きく失敗することはないです。
金融庁の認可を受けた取引所を利用する
金融庁の認可を受けている取引所を利用するメリットは、次のとおりです。
- ハッキングされるリスクが低い
- 倒産しても資産が返却される可能性が高い
- 詐欺にあう可能性が低い
仮想通貨投資の経験が少ない状態で海外の取引所を利用してしまい、詐欺にあうケースがよく見受けられます。
初心者の方は、必ず金融庁の認可を受けた国内の取引所を利用しましょう。
なお、ビットコインの取引所としては、手数料無料で売買できるコインチェックが1番おすすめです。
200万人以上に利用されている、コインチェックの評判や口座開設方法について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【超初心者向け】コインチェックの口座開設方法を画面付きで解説!
複数の取引所でビットコインを管理する
金融庁の認可を受けた取引所を複数利用することで、ハッキングのリスクと倒産リスクをさらに抑えられます。
なお、自分は次の3つの取引所にビットコインを分散して管理しています。
- ビットバンク
- ビットフライヤー
- コインチェック
取引所が倒産すると資産が返却されるまでに時間がかかることが多く、その間は取引できません。
取引できない間に値段が上昇してしまい、高値で売る機会を失ってしまうリスクもあるため、複数の取引所を利用することは大切です。
なお、国内の取引所は基本的に口座開設手数料や口座維持手数料が発生しないため、気軽に口座を開設できます。
ビットコインは長期保有をメインに行う
ビットコイン投資は、長期保有をメインに行うことをおすすめします。
長期保有では4年周期で来るバブルまでビットコインを放置することで、大きなリターンを狙います。
ビットコインの長期保有は、これまで100%の確率で利益を出せたため安心感があります。
また、長期保有は税金の計算も簡単で、ビットコインの高いボラティリティもうまく活用できます。
ビットコインの長期保有で数百倍の利益を出すことは難しいですが、初心者でも稼げる可能性が高いためおすすめです。
なお、ビットコインの長期保有の特徴や具体的なやり方について知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
ビットコインとほったらかしの相性は抜群!放置で稼ぐ3つのコツ
まとめ:ビットコインは危なすぎるとは言えない!

ここまで、ビットコイン投資が危ないと言われる理由について解説しました。
ビットコインはハッキングや詐欺のイメージが強いですが、危険すぎるとまでは言えません。
ボラティリティが高い投資を好まない方や、高い税金を払いたくない方は投資信託でも良いですが、ビットコインの方が圧倒的に高いリターンを望めます。
なお、ビットコインの取引は手数料無料で売買できるコインチェックが1番おすすめです。
コインチェックの評判や口座開設方法について知りたい方は、以下の記事をつづけてご覧ください。
【超初心者向け】コインチェックの口座開設方法を画面付きで解説!
